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私はいわゆる東京駅ではあるが、ああー上野駅世代である。
生年月日は前ホークス監督・王さんと一日違い。浪速生まれの東海育ち

Trio Los Panchos との出会い。 
修行時代ある家の横を通るとギターがよく聞こえた後にその華やかな音色がフラメンコ・ギターと知る、弾き手、I 氏が猛烈なパンチョス・フアンであった。 当時はまだ珍しかったテープ・レコーダーを所有しラジオ・テレビのライブ放送を録音したトリオ・ロス・パンチョスを聴かされた、言うまでもなくたちまち感染し、いまだに重病である。
I 氏と出会わなかったら音楽の無い寂しい人生を過ごしていたと思う感謝。

その後
I 氏はLas Fentes を結成し現在も活動中である。ロス・パンチョスのコード進行、訳詩、ご自身の演奏と多才なA氏のホーム・ペ―ジ トリオ・ロス・パンンチョスと私ー に掲載されております 。

その頃はレコードはとても高価で購入出来なかったのでラジオ・テレビ放送を中古オープン・テープ・デッキを購入、改造して録音したが、当時は曲の価値が判らずテープが無くて(まだまだ高価であった)、また録で消したのも多かった、記事・パンフレットによると初期公演時は日本では馴染みのない曲を演奏していた、それらが名曲の数々だった事をあとでしる。

谷川越二さんを知る。
NHK・FM放送実験局時代ラテン音楽番組を知りFM受信機はまだ普及していなくて自作した、東京・秋葉原で中間周波トランス・キット、他、部品を購入、コイルは手巻きで真空管式FM受信機を製作、お昼休みの時間 "Shaw",MorenoBésame Mucho のイントロで始まる谷川 越二さんのラテン・タイムである。ラテン音楽を特にパンチョスを語らしたら止まらない、氏の語らいは勉強にもなりまた癒された。
Julito Rodriguez 期のEs Mexico,Historia de Amor.など手持ち音源の無い曲が流れた毎回愉しみであった、その後ステレオ実験放送が始まり番組の最初に左右分離テスト用の曲が流れた時代である、やがて本放送、そして最後の放送となるAdios,Adios.まで、まる録りオープン・テープは残してある。真空管の音は柔らかくてギターには最適。高橋忠雄、ホルヘ・的場、永田文夫、中村とうよう、林雅彦、金丸昌也.(順不動)ラテン音楽評論家軍団諸氏による放送、エアー・チェック録音テープは一部は処分してしまった。放送局放出再生品(その中にはビデオ・テープを6.3ミリに切断したオープン・テープもあった)を廉価で求め録音したが音質が悪かった。宝物のオープン・テープは磁性体が剥がれたりワカメ・テープと傷みがヒドイ、第一番にオープン・テープ・デッキがよたっております。 

5年前にトリオ・ロス・パンチョス、ホーム・ホーム・ページを作成にあたり谷川さんに御相談申し上げたところ快く新たにパンチョス・録音リスト、ヒストリーを書ていただいた。ノー・マネイ、先生、奥さまに感謝。
谷川さんには全文(プリメラ・ボス、ラファエル・バスルト期まで)頂いているが作成時間が無く大幅に遅れている。申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
Trio Los Caballeros
パンチョスを知り多くの友人ができた。皆さんと来日トリオを観にいくのも楽しみだった。当時の日本はラテン・ブームで街の商店街・パチンコ店でロス・パンチョス、秋葉原の店頭音楽はアントニオ・古賀さん、鶴岡 雅義さんのトリオ・ロス・カバジェロスがガンガン流れていた。その後の秋葉原はデイブ・ブルー・クワルテットの「テイク・ファイブ」だ。
Lo Dudo、Trio Los Caballeros
09,04,29.NHK-FMでS,34年度の紅白歌合戦が放送された。洋楽ものはほとんどラテンであった。ランコ フジサワさんがベサメ・ムーチョ、他にキサス、キサス・キサス(キングコールの歌い方)イストリア・デ・ウン・アモール等、まさに当時のラテン・ブーム時代を思わせてくれた。録音をしなかったが残念!。
パンチョスが銀座通りを演奏しながら行進、それをテレビ放送した。そんな夢・夢見たいな時代であった。ビデオ?有ったとしても当時のビデオ・機械は箪笥ほどもあるアンペックス社制の時代だと思う。
トリオ・ロス・パンチョスを筆頭にディアマンテス、フリート・ロドリゲス・トリオ、ジョニィ・アリビーノ・トリオ、トリオ・デルフィネス、パラグアジョスー特にレキントのフリ・オ・ハーラは良かったなー。(一部ライブ・音源あり)オビディオ・エルナンデスのトリオ・ロス・ガランテス、ロスト・レス・アセスも来日し園マリさんとHistoria de un amorを演奏した。勿論タンゴ楽団も多く来日した。多くのラテン・グループが来日し、ラジオ、テレビで流れていた良き良き時代であった。ラテン・ブームが少し早すぎたビデオ・時代ならば良かったのにね…。

日本のラテン・グループも多く存在したセカンドの飯田さんと親しくしていただいたトリオ・ロス・チカノス、現在も活躍中のロス・インディオス、トリオ・ロス・ペペス(リンクあり)鶴岡さんのトリオ・ロス・カバジェロス.東京・ロマンティカもラテンを歌っていた。グループのLIVE音源も一部ではあるがオープン・テープに残してある。
各コンサートの模様は数十年経っているがいまだに想い出せる。特にパンチョスは残っている。次ページに手元に残っている入場券等を載せてみたい。
Akira Kimura / 木村 晃
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